2023年に入って早くも５月中旬。
今年も事務所周りの植物たちが花咲いて、にぎやかです。
冬に葉が落ちた植物が、元気な姿を見て毎年安心します。
さて、年末着工したお家が、近々完成を迎えます。
昨年春ごろに計画がはじまり、
施主様自身もたくさんイメージを伝えてくださり、
設備をショールームまで遠出して見に行かれたり、
大変だったかと思います。
「家は３回建ててみないと満足しない」と聞きますが、
理想に近いお家に出来上がっていれば良いな。
「注文住宅」というのは、ほかの商品と違い、
契約時に実物がありません。
なので、如何に完成をイメージできるかが大事になってきます。
そこで、図面以外にもサンプルやパース図はもちろん用意するのですが、
場合によっては模型も作成します。
住宅会社と言ったら住宅模型が一般的かと思うのですが、
そのほかにも、アイテムの実物大の模型というのもあったりします。
例えば、あまり住宅では見かけないシャンデリアの実物大模型。
実物のしゃらしゃらしたところまでの表現は難しいのですが、
サイズ感、大きすぎないか、圧迫感がないかなど
実際現場にて確認させていただきました。
なんとなくイメージの参考になったかと思います。
こちらは「壁に星形の穴をあけたい」ご要望があり作成しました。
星の形、壁厚や星形の飾り穴から覗く金色の壁紙が理想通り可愛いか。
紙の図面ではなかなか思い描けない部分ですよね。
そして、キッチンの水栓の模型です。
施主様が水栓を２つ設置したときに、お互いがどれくらい干渉するか
ぶつからないかを心配されていたので、ご用意しました。
模型を作ることで、
私自身も設計がうまく機能するかを確認できますし、
大工さんや現場に伝えるときも役立ちます。
住宅の設備などは実物を実際見に行けないことも多いので、
発注前にこのような模型などで確認して、
心配事が多少でも解消されれば良いなと思います。
図面とにらめっこするだけでなく
いろんなものを見て、体感して、選んでいく。
想像が膨らみ、よりワクワクした家づくりになるよう、
今後も家づくりを進めていきたいです。
余った星は鍋敷きにでもしようかしら。
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